暗黒星人

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こちらもベアモデルの新作、“暗黒星人”ババルウ星人

ウルトラマンレオの弟・アストラに化けた何者かによって強奪された、ウルトラの星の重要アイテム、ウルトラキー。それによって生じたレオ兄弟とウルトラ兄弟の深刻な対立。そして、ウルトラキーという制御機能を失い、暴走を始めたウルトラの星と地球の衝突危機・・・
容易ならざる事態が次から次へと起こり、異様なテンションでドラマが進行していく、『ウルトラマンレオ』屈指のイベント編、第38話『決闘!レオ兄弟対ウルトラ兄弟』・第39話『レオ兄弟ウルトラ兄弟 勝利の時』において、地球とウルトラの星を重大な危機に陥れた黒幕として暗躍し、当時の視聴者である子供たちに大きなインパクトを与えたババルウ星人。
その容姿は、レオの宿敵として人気を博したマグマ星人をベースにしながらも、より攻撃的でデモーニッシュなものへとアレンジし、イベント編を大いに盛り上げた「暗黒宇宙の支配者」たる巨悪の貫禄充分。なお且つ、カラータイマーを備えた漆黒のボディにゴールドという配色が、赤とシルバーのウルトラヒーローとの対比もあって、ダークヒーロー的なムードをも醸し出しており、それがこのキャラクターの魅力を更に高めている。(実際、企画段階では「ウルトラマンジョーカー」なる“悪のウルトラマン”として登場する予定だった、という説がある)


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さて、ベアモデルのババルウ星人。
以前発売されたウリンガバルキー星人など、ベアモデルの第二期ウルトラものの人型キャラクターはヒーロー的な要素を取り入れて造形されたものが多く、実際の着ぐるみよりも格好良いアレンジで仕上がっているのが特徴だが、このベアモデルのババルウ星人も、ダークヒーロー然とした一面を強調しているかのように格好良く仕上げられている。リアル感とレトロ感が程好くブレンドされた、太からず細からずのフォルムが絶妙だ。
正直なところを言うと、DMに添付されていた原型のサンプル画像の写りが今一つだったので、現物を見るまではとても不安だったのだが、やはりさすがベアモデル、製品ではしっかりと満足のいく補完ソフビに仕上げてくれた。
ただ、惜しむらくは腹部で分割したことにより、分割ラインが目立ってしまったこと。やはり、レトロタイプの人型ソフビで、この分割ラインはどうしても気になる。
ウリンガやバルキー星人のように首で分割できない構造上、やむを得ないのは判るのだが、ここは何とか上手く処理して欲しかったところだ。(素人の勝手な意見だが)
とはいえ、その点を差し引いても、このババルウ星人が補完ソフビとして佳品であることには変わりはない。

ゴーストン

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ベアモデルの新作、ゴーストン

70年代初頭に巻き起こった第二次怪獣ブームの熱気が産み落とした、特撮ヒーロー番組の極北、『行け!ゴッドマン』
造成地のような場所に、ぽつんと建物のミニチュアセットを配置しただけのシュールでチープな画作り。放映時間のほとんどをヒーローと怪獣がひたすら殴り合うだけに費やした、原初的なアクションの素朴な味わい。そしてなんといっても、一度でもこの番組を観たら虜になってしまうのが、ウルトラマンゴジラの怪獣とは一味違う、独特のフリークスっぽさ漂うゴッドマン怪獣たちの奇妙な魅力だ。「人面怪獣」とでもいうべきだろうか、人間臭さを濃厚に残したゴッドマン怪獣の顔立ちは非常にユニークではあるが、同時に何となく後味の悪さを感じるようなところもあり、それがこの怪獣たちをより印象的なものにしている。
そんなゴッドマン怪獣の持つフリークス性を、レトロタイプの怪獣ソフビに上手く落とし込んだのがベアモデルの新ライン、「オール行け!ゴッドマン怪獣コレクション」第一弾のゴーストンである。


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劇中ではゴッドマンの武器、ゴッドクラッシュを奪ったり、両足のリングを外して等身大にしてしまったりと、ゴッドマンを再三ピンチに追い込んだ、かなりの難敵・ゴーストン。
このソフビでは、メジャーリーガーの松井秀喜に似ていると評判の特徴的な顔立ちやチープな着ぐるみの弛み具合の再現、といったポイントはしっかり押さえつつ、ボディカラーを明るく、そして、黒目は大きく見せるなど、おもちゃっぽいアレンジも施されていて、ベアモデルらしい硬軟織り交ぜたソフビ怪獣に仕上がっている。
放映当時のブルマァクではヒーローのソフビ人形しか発売されなかったシリーズの補完として、今後の展開に期待したい。


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「オール行け!ゴッドマン怪獣コレクション」のヘッダー。
ゴッドマンとシラージのイラストが、実にいい味出してますね。
このシラージとツノジラスのオープニング登場組と、あと個人的に好きなギャットラーは是非ラインナップに入れて欲しいと思います。

地底恐獣

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今夏、一年ぶりに開催された「ワンダーフェスティバル2009」にて、当日版権商品として販売された、ゆたり“地底恐獣”デストロキング

昭和ガメラシリーズ幻のNG怪獣ガラシャープや平成ウルトラセブン登場怪獣のガイモスなど、独特のキャラクター選択の妙とディティールにこだわったリアルで緻密な造形に定評のあるゆたりのソフビーストシリーズ。
2008年の冬ワンフェスでは、シリーズ第3弾として『流星人間ゾーン』に登場する恐獣ジキロをラインナップし、番組を代表する恐獣でありながらこれまで立体物に恵まれなかったジキロのまさかのソフビ化で第二次怪獣ブーム世代のソフビ者を狂喜させたのは記憶に新しいところだが、それに続く恐獣デストロキングのソフビは前作を上回る圧巻のボリュームと造形で仕上げられた超大作ソフビ怪獣だった。


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前作ジキロのパーツ数にも驚かされたが、このデストロキングはそれを越える総パーツ数35(嵌着で動くパーツが15、接着による固定パーツが20)で、恐らく最初で最後であろう、完全無欠のデストロキングのソフビ化を実現。


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狛犬やシーサーの如く、一方が口閉じ、もう一方が口開きになっている双頭。
コピーで済むところをあえて“阿吽”で仕立てた、このこだわりこそ、ゆたりソフビの魅力。
しかし、饒舌・押し付けがましいところは微塵も感じられず、あくまでも怪獣ソフビの矜持を持った仕上がりがうれしい。確かにリアルなことはリアルだが、いわゆるガレージキット的なそれではなく、往年の怪獣ソフビが正当な進化を遂げたかのようなアレンジで、それがとっても心地良い。
ブルー成型にゴールドという配色もシンプルながらも造形の良さを際立たせていて、異形のデストロキングが神々しくさえ見える。


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オレンジの恐獣シリーズから約30年・・・、遂にソフビ怪獣として世に出たジキロとデストロキング。
気の早い話だが、次回作はこのクオリティとテンションで仕上げられたスパイラーが見てみたい・・・

影丸譲也版『八つ墓村』

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横溝正史の原作を影丸譲也(現:穣也)がコミカライズした、講談社KCコミックスの『八つ墓村』全2巻。

今から40年も前、昭和43年から44年にかけて『週刊少年マガジン』誌上に連載された、いわば横溝コミカライズの嚆矢というべき作品であるが、そればかりでなく、松本清張に代表される社会派推理小説全盛だった時代に、世間から忘れられていた横溝正史という探偵小説作家に再びスポットライトを当て、再評価されるきっかけとなった、ある意味、歴史的に重要な役割を果たしている作品でもある。(実際、この影丸版『八つ墓村』は人気を博し、その人気に注目した若き日の角川春樹が、横溝正史作品の角川文庫収録に積極的に動き、それが昭和50年代前半の空前の横溝ブームへと繋がっていったという経緯がある)


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横溝作品のまともな映像化作品が無い時代に、田治見要蔵を始めとする、『八つ墓村』の世界観を見事に描き切ったビジュアルイメージが素晴らしい。(ただし、『荒野の素浪人』の三船敏郎ばりの金田一耕助の格好だけはどうもいただけないが。笑)
迷路のような鍾乳洞、落ち武者伝説を巡る因縁、怪しい双子の老婆・・・、本格ミステリーであり、伝奇ロマンでもある『八つ墓村』の魅力が、影丸独特のタッチで効果的に描かれている。そういう点では、小説のイメージが視覚によって更に拡がる、横溝作品の特色を生かした最初の作品といえるのではないか。(そんなところも角川春樹の感性を大いに刺激したのだろうか、本来、角川映画の第一弾は『犬神家の一族』ではなく、『八つ墓村』が予定されていた)

横溝コミカライズの古典であり最高峰。個人的にも、横溝ブームで再販された折に何度も繰り返し読んだ思い出の漫画。
文庫本やコンビニコミックなどで復刻も何度もされており、現在でも入手は容易。未見の方は是非一読を。


影丸譲也といえば、格闘技漫画の金字塔『空手バカ一代』の連載後半部分を手がけていることでも知られますが、その『空手バカ一代』の連載前半部分を担当していたのが心霊漫画でお馴染みのつのだじろう。以前、このブログでも紹介したことがありますが、つのだも横溝ブーム最高潮の昭和51年、富士見書房ワイルド・コミックスより書き下ろしで『八つ墓村』を発表しています。つまり、『空手バカ一代』に関わった二人の漫画家が、奇しくも同じ題材で“競作”を果たしている訳で・・・、そんな因縁も踏まえて両者の『八つ墓村』を改めて読むとまた違った視点から楽しめたりします。


余談その2 影丸版『八つ墓村』のコミックスが発売された昭和44年には、寺田辰也・・・田村正和(!)、森美也子・・・原知佐子(ご存知、故・実相寺昭雄監督夫人)、金田一耕助・・・金内吉男(マグマ大使の声の人)というキャスティングで、一時間枠のテレビシリーズ『怪奇ロマン劇場』の中の一本として、『八つ墓村』の単発ドラマが制作されています。
この『怪奇ロマン劇場』、現在、YouTubeで他の回のオープニングだけが閲覧出来るのですが、『八つ墓村』の回って映像が残っているのでしょうか?
あのボリュームある原作を一時間でどう料理したのか?
金内吉男の金田一耕助の格好はどうだったのか?・・・、とても気になります。

世紀の大怪獣「水爆大怪獣ゴジラ1971」

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ハッピーバースデイ、ゴジラ!
55回目の誕生日、おめでとう!


・・・という訳で、本家サイトも閉鎖してしまい、登場の機会がめっきり減った(笑)このゴジラをフィーチャーして、ゴジラ生誕55周年を祝したいと思います。
本家サイトをずっとご覧になって頂いていた方はご存知のことと思いますが、一応ご説明させて頂きますと、このゴジラはブルマァク復刻のジラースをベースにカスタム改造されたものになります。
マルサン型の流用ではなく、ミニや火吹きシリーズのようにジラースを流用した「ブルマァク独自のスタンダードサイズ・ゴジラがもし発売されていたら・・・」とのコンセプトのもとに、四国在住の凄腕プロモデラー氏によって2005年に制作されました。
元々のアイデアはM1号代表・西村祐次氏の著書『怪獣・ヒーローお宝鑑定カタログ』の中で語られていたものなんですが、そのM1号からなかなか発売される気配が無かったので、遂には痺れを切らして件のプロモデラー氏に制作を依頼した、という次第です。


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まぁ、M1号のブルマァクタイプ・ゴジラがリリースされた今となっては自己満足以外の何物でもありませんが、ベースとなっているジラースの荒々しさを生かした仕上がりは、M1号版のそれとはニュアンスが異なるものになっていると思います。
ちなみに私の脳内設定では、「それまでマルサン型スタンダードサイズ・ゴジラの流用でお茶を濁していたブルマァクが、1971年(昭和46年)の『ゴジラ対ヘドラ』の公開に併せてゴジラの新規スタンダードサイズ制作を決定し、ヘドラのスタンダードサイズと共に発売した」ということになっています(笑)
確かにヘドラと対峙させたときのハマり具合は抜群なんですよ。


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