ブルマァク「暗黒星人 シャプレー星人」

Category : 玩具匣
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今回は、『ウルトラセブン』第20話「地震源Xを倒せ」に登場した、“暗黒星人”シャプレー星人のスタンダードサイズソフビ(ブルマァク製)をご紹介したいと思います。

地球の核の構成物質であるウルトニウムを奪取する為に、暗黒星雲にある惑星からやって来たシャプレー星人。
国際核研究センターの岩村博士の助手・榊に成りすまし、博士からの信頼も厚い優秀な青年科学者を演じていた一方で、“核怪獣”ギラドラスを使役し、ウルトニウムを秘かに採掘していた狡猾な宇宙人でしたが、その洗練されたデザインで、昔から地味に人気のある宇宙人ですね。顔の半分以上を昆虫の複眼で占めている、いわゆるBEM(Bug Eyed Monster)の延長上にあるデザインラインですが、メタリックでシャープなイメージで統一されたそのビジュアルは、チープでキッチュなB級感が持ち味のBEMとは一線を画しており、『ウルトラセブン』ならではの硬質感溢れる宇宙人に仕上がっています。
西洋甲冑モチーフのボーグ星人と共に、個人的にも昔から大好きな『セブン』宇宙人です。


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そんなシャプレー星人の、ブルマァク当時物のソフビ。
実はシャプレー星人が本編でその姿を見せているのは時間にして一分にも満たないのですが、それでもこうしてスタンダードサイズでソフビ人形が発売されたのは、当時の書籍類等ではスチール写真が頻繁に掲載されるなど、比較的“メジャー級”の扱いを受けていたからでしょうか。おかげで、先行して発売されたギラドラスと併せ、当時のソフビ人形では数少ない、同一エピソードに登場した宇宙人と怪獣がスタンダードサイズで揃うという快挙(?)を成し遂げています。


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造形的にも素晴らしく、まさに黄金期に入らんとしていたブルマァク造形と、シャプレー星人のシャープなイメージが見事に合致、コスチュームの皺といったディティールまでしっかりと再現したその仕上がりは、子供向けのおもちゃというよりも現在のフィギュアにも通じる、ちょっとしたスケールモデル並みの出来です。
このシャプレー星人を経て、ブルマァク造形は第二次怪獣ブームの盛り上がりと共に更に円熟味を増し、『帰ってきたウルトラマン』『ミラーマン』等のシリーズで数々の傑作怪獣を連発していく訳ですが、そうした路線の先鞭をつけたソフビ人形として永く記憶されるべきものだと思います。
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ベアモデル「分身魔王 デボノバ」

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今回は、『快傑ライオン丸』第8話「分身魔王デボノバと怪人イワゲバ」~第20話「殺しの追跡者クマオロジ」に登場した、“分身魔王”デボノバのスタンダードサイズソフビ(ベアモデル製)をご紹介したいと思います。

配下の怪人がライオン丸に次々と敗れ去っていくことに業を煮やした大魔王ゴースンが、自らの分身としてその体内より生み出した幹部怪人、デボノバ。
弛んだ皺が重なって出来たような醜悪な顔に、全身にある無数の疣々。独特の異形感溢れるビジュアルの怪人ですが、そんな見た目に相応しく、性格的にも卑怯で卑劣。その手段を選ばないやり口から、ネズガンダ大ガミラスなど、同じゴースン配下の怪人と軋轢を起こすことも度々あり、そういった意味ではこのデボノバの登場により、敵側のドラマも一段面白くなってきた印象があります。
前作『スペクトルマン』宇宙猿人ゴリに続き、スーツアクターの遠矢孝信氏が手振りアクションで熱演していることもあって、ピー・プロ特撮のファンには忘れられない名キャラクターですね。

そんなデボノバを、2001年にスタンダードサイズでソフビ化したのがベアモデルです。


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このデボノバがリリースされた頃のベアモデルといえば、マルザンブルマァクで発売されなかった『ウルトラセブン』宇宙人・怪獣の補完を積極的に推し進める傍らで、その時期のレトロ怪獣ソフビメーカーとしては珍しく、『スペクトルマン』や『シルバー仮面ジャイアント』など、円谷・東宝以外のキャラクターにも光を当ててくれる、マイナー好みの、趣味性の強いメーカーというイメージも定着しつつありましたが・・・、それでもいきなり『ライオン丸』の怪人をリリースしたのには驚いたものですよ。
もちろんキャラ選択の妙だけではなく、ソフビ人形としても良く出来ていて、着ぐるみの雰囲気に忠実なリアルな雰囲気も持ちながらも、「昭和怪獣ソフビの空気感」にも気を配った絶妙な仕上がりはベアモデルならではのもの。


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以前ご紹介した、ブルマァク・スタンダードサイズのライオン丸と。
ブルマァクのライオン丸シリーズの怪人では大サイズが一種(わくらんば)、ミドルサイズが三種(わくらんば・ムササビアンギンザメ)存在しているのですが、結局スタンダードサイズで怪人は発売されませんでした。それだけにスタンダードサイズ・ライオン丸と並べられるデボノバのリリースは、本当にうれしかったです。
ベアモデルのライオン丸怪人は今のところこのデボノバのみで終わってしまっているのが残念ですが、是非ともシリーズを再開してもらって、他の怪人はもちろんのこと、タイガージョーや大魔王ゴースンなどもリリースして欲しいですね。
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2012.4.30 スーフェス59 TAC隊員全員集合

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スーフェス(スーパーフェスティバル)の特撮イベントの中でも異例の、三度目となる「ウルトラマンA TAC隊員」トークショー。
2009年1月と2010年9月にそれぞれ行われたウルトラマンAトークショーでは誰かしら欠けていたりしたのですが、今回は北斗星司・南夕子・山中隊員・美川隊員・今野隊員・吉村隊員、満を持してのTAC全隊員揃い踏みという、放映40周年に相応しいファン感涙のイベントとなりました。(竜隊長役の瑳川哲朗氏にも当然お声をかけたそうですが、現在、蜷川シェイクスピアの舞台にご出演されている為、残念ながら今回は不参加となったそうです)
過去二回も世代人を中心にかなり盛り上がったイベントでしたが、何せ今回はTAC隊員全員集合ということで熱気が違う。スーフェス恒例の朝の限定品購入列も、このところ100人ぐらいだったのが、今回はTACトークショー終了後のサイン会参加券を求める希望者で大幅に増えた模様。(かくいう私も今回ばかりはTAC全隊員のサインと、M1号の肌色成型ヒッポリト星人目当てで久々に早朝から出撃しました)

トークショーは、場内の異様な熱気を察した司会の木原浩勝氏の英断で、11時開始のところを5分前倒しでスタート。主に各氏が『ウルトラマンA』出演の経緯、撮影時の思い出、不在の竜隊長へのメッセージなどを語る、という内容。特撮イベントの仕切りには定評のある木原氏の司会術もあって、トークショーはテンション高く、充実したものになりました。


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北斗星司隊員役の高峰圭二氏。
だいぶお年を召されましたが、あの当時の「気のいいあんちゃん」的な雰囲気は今も健在。他の出演者のフォローも忘れず、場を大いに盛り上げてくれました。


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南夕子隊員役の星光子さん。
今回は28話の台本を手に、突然の降板となった当時の状況や心情を語ってくれました。時折、星さんが感極まってしまう場面もあり、これには我々もぐっときましたね。


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山中一郎隊員役の沖田駿一氏。
スーフェスでのウルトラマンAトークショーは皆勤賞ですね。
今回は、撮影当時の昼休憩で、TACパンサーに乗って昼食に行ったエピソードなどを語ってくれました。


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美川のり子隊員役の西恵子さん。
相変わらずお美しい。
撮影時の大変だった思い出として、ダイダラホーシの回で吉村隊員と共に磔にされたときのことを語ってくれたのが印象的でした。


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今野勉隊員役の山本正明氏。
やはり、だいぶお年を召された感はありますが、あの飄々とした雰囲気で当時のことを語ってくれました。
木原氏のリクエストで「南無阿弥陀仏」のポーズも。


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吉村公三隊員役の佐野光洋氏。
山中隊員と同じく、スーフェス・トークショーは皆勤賞ですね。
今回も当時の面白エピソードを披露、すっかりTACチームのムードメーカーといった感じです。


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司会の木原氏。
今回のトークショーは注目度が高く、プレッシャーもかなりあったようですが、無事に大役を果たされました。ご苦労様でした。
ちなみにここに写っている隊員服、当時、実際に吉村隊員が着用されていた本物だそうです。


中身の濃いトークショーのあとは、特別撮影会。
ここからは円谷プロの厚意で登場してくれたウルトラマンAも参加。
「夕子~~~」「星司さぁ~ん」のウルトラタッチや、

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M1号謹製レプリカTACガンを全員手にしてのポージングもキメてくれ、大きなお友達はもう興奮しっ放し。

このあと午後1時よりサイン会、そして150人分のサインをこなされたあともTACチームの皆さんはその場に残ってくださり、別のトークショーで来場していた平成ゴジラ川北紘一監督がそこに新たに加わって、午前中のトークショーの続きみたいになるという、うれしいハプニングもありました。(『ウルトラマンA』は川北監督の特技監督デビュー作でもある)
今回のスーフェスは、Aファン、ウルトラファンにとってはまさに至福のひと時でしたね。
しかし、ここまでやられると、なおさら惜しまれるのが竜隊長の不在。本当にこれだけが心残り。何せ、昭和ウルトラで、ここまで当時のレギュラー出演者が揃うのはもはや『A』しかないのですから、どうしても期待しちゃうんですね。今回の盛り上がりを受けて、四度目のウルトラマンAトークショーもありそうな予感もしますが、その際は是非、竜隊長にもご参加頂き(出来ればTAC兵器開発担当の梶洋一役の中山克己氏も呼んで・・・)、真のTAC全員集合となることを願ってやみません。

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M1号「繭玉カネゴン」

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今回は、貯金箱タイプのミニサイズソフビ、繭玉カネゴンM1号製)をご紹介したいと思います。

いつもお金のことしか頭にない少年・加根田金男が、偶然手に入れた不思議な繭に取り込まれて変身した、“コイン怪獣”カネゴン
そんなカネゴンが繭玉から現れるシーンを、レトロタイプのミニサイズソフビ表現したのがこの繭玉カネゴンです。
カンキャラグッズの定番である貯金箱ソフビの怪獣版、といった趣きですが、それをストーリー性のあるヴィネット仕立てで、なおかつマルブル風味に落とし込んでいるところが新鮮ですね。小さいながらもレトロタイプのソフビファンの琴線を刺激してやまないミニソフビです。
こんな魅力あるものが一般販売ではなく、点数券やイベントのクジの景品でしか流通しないのがM1号の恐ろしいところなんですよ(笑)


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原型はトイグラフかじもとしゅうじ氏。
この繭玉カネゴンが世に出た当時はまだトイグラフは設立されておらず、当時の氏は主にM1号のミニソフビやU.S.TOYSのシャンプーボトルシリーズなどの原型師として活躍されていましたが、のちのトイグラフの代表作、「おやすみガメラ」「怪獣タワー」に繋がっていく“ヴィネット仕立てのレトロソフビ”というコンセプトが、この時点で既にある程度確立されたものになっているのが興味深いですね。


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画像の繭玉カネゴンは一番最初に出た青成型のタイプ。
マルサン後期~ブルマァクのカネゴンでお馴染みの彩色パターンを踏襲したカラーリングですね。マルブル風味のカネゴンと、この彩色パターンの組み合わせは眺めているだけでホッとします。
この他にも緑・黄色・ピンク・蓄光など、いろんな成型色のバリエーションが出ましたが、レトロなカネゴンに最も良く似合う、マルサン初期風の水色成型のタイプも欲しかったところです。
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アーク「殺し屋宇宙人 ワイリー星人」

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今回は、『シルバー仮面ジャイアント』第26話「アンドロメダ2001」に登場した、“殺し屋宇宙人”ワイリー星人のスタンダードサイズソフビ(アーク製)をご紹介したいと思います。

シルバー仮面最後の敵、ワイリー星人は、地球と友好を結ぶ為にはるばるやって来たアンドロメダ星人の母子の命を狙う凶悪な宇宙人です。
鋭い一本角に頑強なボディ。どちらかというと宇宙人というよりも怪獣といったほうがしっくりきそうな感じですが、それもそのはず、実はこのワイリー星人の頭部は、『帰ってきたウルトラマン』の名獣・グドンの頭部の型を流用したもので作られており、そういった意味ではまさにグドンの亜流ともいうべき存在です。その怪獣然とした雰囲気も、どうりで納得出来ますね。
デザイナーと着ぐるみ製作者が同じとはいえ(デザインに関しては、池谷仙克氏の弟子が手掛けた可能性がありますが・・・)、制作会社が異なる番組でよくそんなことが出来たなぁ、と思いますが、これも円谷プロと縁の深いスタッフが数多く参加していた『シルバー仮面』ならではのエピソードといえますね。


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そんなワイリー星人の、アーク製スタンダードサイズソフビ。こちらも、以前ご紹介したフンドー星人・アクリオン星人と同様、『シルバー仮面ジャイアント』本放映の頃のソフビではなく、1970年代末期の第三次怪獣ブーム期にリリースされたものです。
やはりブルマァク後期からの流れを感じる細身でシャープな造形のソフビですが、それに昭和の怪獣ソフビでは珍しい、黒い成型色がバッチリとハマっていて、本編以上に“殺し屋宇宙人”らしい雰囲気が感じられるソフビです。


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フンドー星人・アクリオン星人・ワイリー星人、アークのジャイアント仮面編宇宙人三体の揃い踏み。
アーティスティックな雰囲気すら漂う等身大編の宇宙人に比べると、一段評価が下がるジャイアント仮面編の宇宙人ですが、こうして改めて見ると、そのデザインラインのチャイルディッシュな味わいは、むしろソフビ人形のほうが上手く表現されているのではないかと思うぐらい魅力的であります。たった三体しか作られなかったのが本当に残念ですね。(サザン星人サソリンガをリリースしたベアモデル、あるいは初期怪獣軒からリリースされたエマー星人インバス星人の原型を手掛けたヤモマーク、どちらかで残りのジャイアント仮面編宇宙人を補完してくれないかなぁ・・・)
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